インフルエンザについて
症状と診断・治療
- インフルエンザウイルスによる感染症で、咳やくしゃみなどでうつります。咳やのどの痛みといったかぜ症状のほかに、高い熱や関節の痛みなどがみられます。
- 鼻の中を綿棒でぬぐい、ウイルスがいるかどうか調べる迅速抗原検査で診断します。
- 熱が出てから12時間以内では、感染していても検査が陽性にならないことがあります。そのため、症状やまわりの状況をふまえて、治療について相談します。
- 抗インフルエンザ薬はウイルスが増えるのを抑える薬です。発熱してから48時間以上たつと、十分な効果が得られにくい場合があります。
- インフルエンザの予防には、手洗い・うがい・マスクの着用が大切です。お薬による予防については、次項でご説明します。
抗インフルエンザ薬の予防投与
- インフルエンザを発症した後にお薬を使うことを「治療投与」、発症を防ぐ目的でお薬を使うことを「予防投与」といいます。
- 「予防投与」は、以下の条件を満たす方に限り、保険診療で行うことができます。ただし、条件を満たしていても、必ず予防投与を受けられるわけではありません。
【保険診療での予防投与の対象】
- 65歳以上の高齢者、または肺、心臓、腎臓などに持病があり、重症化のリスクが高い方
- ご家庭や施設などで、インフルエンザを発症した方と一緒に生活している方
- 受験などの大切な予定を控えている時期に、学校でインフルエンザが流行している場合や、家族がインフルエンザと診断された場合など、できるだけ感染リスクを下げたいとご希望の方もいらっしゃいます。その場合には“自由診療(自費)”となりますので、医師にご相談ください。
- 予防投与では、オセルタミビル(タミフルのジェネリック薬)を 1日1回 1錠(または1カプセル)で10日間服用します。*自由診療での院内処方費用:3,000円
- 自由診療での予防投与を行う場合の注意点は、以下の通りです。
【自由診療での予防投与を行う場合の注意点】
- 予防投与の効果は約70〜80%とされており、必ずインフルエンザにかからなくできる、というわけではありません。
- 下痢などの副作用が起こることがあります。
- 自費診療の場合、重い副作用が起きた際の公的な補償は受けられません。
- 在庫の確保が必要なため、ご希望の方は事前にお問い合わせください。
かかったときの登校、仕事復帰
- 発症後5日間が経過し、かつ熱が下がってから2日を経過するまで
- 小中学校で定められている出席停止期間は以下の通りです。仕事への復帰は職場のルールに従うのが原則ですが、この基準に準じた対応が求められることが多いです。
- 必要に応じて、インフルエンザ感染に関する証明書の作成も行います。院内の書式は有料ですが、学校指定の書式をお持ちいただいた場合は無料で記載いたします。
ご不明な点や、ご心配なことなどありましたら、医師や医療スタッフにお気軽にお声がけください。